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2009年2 月 からの 5 記事

手軽にリストデータのコピーや一括削除などを行う方法について

SharePointを使用していて、リスト間のデータコピーや一括削除をどうにか手軽にやる方法はないかと悩まれる方も多いと思います。そこで今回は、SharePointの標準機能使ってもっとも手軽に実現する、知っていれば便利な方法として、次のURLにアクセスします。

  • http://<サイトのURL>/_layouts/sitemanager.aspx

Sitemanager1

[図.実行結果]

このページは[サイトのコンテンツと構造]というページで、本来はサイトコレクションの管理者などが発行サイトにアクセスする際に[サイトの操作]メニューに表示されるものです。ですが、このページはサイトへのアクセス権限があれば、どのサイトからでも上記のURLを実行すれば直接アクセスできます(きっと、このことをご存じない方も多いのではないかと思います)。

この管理ページは便利で、目的のリストやライブラリをクリックすると、通常のサイトとは異なる管理用のビューが表示されます。ここから、リスト間でアイテムを一括コピーしたり移動したり、一括削除したりできます。なお、コピーや移動を行う際は、アイテムの作成日時や更新日時、更新者などの情報はそのままとなり、書きかえられることはありません(ただし、リストが異なるのでIDは新たに設定されます)。

Sitemanager2

[図.リストアイテムの操作]

ただし、リスト間でコピーや移動を行う際には同じリストテンプレートから作成したリスト間で操作するようにしてください。私が検証した限りでは、一方に列Aがあり、他方に列Bがあるリストでアイテムのコピーを行ったところ、コピー先のリストに新しい列として列Aが作成され、無事にアイテムがコピーされていました。ところが、この列が集計列だった場合などは、エラーになりました。これはおそらく、集計に必要な他の列がタイミングによっては存在しないことになるからではないかと思われます。とはいえ、集計列を使っていたとしても、そのリストをいったんテンプレート化して、新規に作成したリストにコピーするとうまくコピーされました。

従って、結論としては同一リストテンプレートから作成したリスト間でのコピーまたは移動を行うのが良いと思います。また、この管理画面ではビューの編集ができないので注意してください。

*** 2013/2/6 追記 ***

この機能は SharePoint 2010 でも使用できます。ちなみに、この機能によるアイテムコピーや移動は推奨は 100 アイテムずつであると、現在はTechNet の資料に明記されていますので、この範囲で実施することをおすすめします。

***ここまで***

参考

サイトの管理者の場合は、発行サイトではないサイトでは「サイトの設定」ページからも[サイトのコンテンツと構造]へアクセスできます。

Sitemanager3

[図.サイトの設定ページ]

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書籍の発売に伴い、イベントが開催されます!

先日ご案内しました「VSTOとSharePoint Server 2007による開発技術」の書籍の発売に伴い、来月3/13 (金) にマイクロソフトさん主催で下記イベントが開催されます。私も参加致します。


◆SharePoint Developers Forum ~VSTOとSharePointによる開発技術~ :
http://www.microsoft.com/japan/isv/innovateon/2007office/communityevent.mspx

日時:2009/3/13 (金) 12:30 ~ 17:30
場所:東京コンファレンスセンター・品川
参加費:無料(事前登録制)


書籍の執筆陣全員が参加して、それぞれ50分ほどのセッションを担当します。また、最後に懇親会も開催されますので、私を含め他の執筆者とも直接話ができますし、また参加者の方同士がSharePoint に関する情報共有や人脈作りの場などに活用していただければと思います。

なお、参加費用は無料で、先着順で申し込みが可能です。定員になり次第、締切となるようですので、ご興味のある方はぜひお早めにご登録ください。

多くの方のご来場をお待ちしております!!

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SharePoint Conference 2009 in Las Vegas

今年も SharePoint カンファレンスが U.S. で開催されるようです(といっても、まだかなり先ですが)。このカンファレンスは、昨年は3月に初めて 開催され、今回は2度目の開催になります。昨年は参加したのですが、当然 SharePoint だけの技術カンファレンスなので連日、どのセッションもSharePointだらけで、英語はあまり得意ではありませんが、それでもデモなど見るだけでも色々と勉強になりました。

すでに公式サイトはオープンしており、早期登録者割引(Early Bird Registration)は始まっているようです。

今回の目玉は、やはり次期 バージョンである "SharePoint 14"(コード名) になるようですね。それと、現行バージョンのSharePoint Server 2007 の知識をより深めることが主な目的となりそうです。とはいえ、まだ半年後のことですし当然詳細なアジェンダなどは決まっていないようですので、引き続き情報のUPDATEを待ちましょう。


SharePoint 上にポッドキャスティング サイトを構築する

SharePoint 上でのストリーミング配信をしたいんだけれどという要望をたびたび耳にします。この場合問題なのが、コンテンツをどう管理するかです。ご存じのとおり、SharePoint 上にアップロードできるファイルの既定の上限値は50MBまでとなっていますし、そもそも大きなサイズのデータを大量にアップロードするということはそれだけDBが肥大化していくことになりますので、あまり効率的ではありません。

そこで一つの解決策として参考になるのが、「Podcasting Kit for SharePoint 」というキットです。これを使用するとSharePoint Server 2007 上に下記のような ポッドキャスティング サイトを構築できます。

[図.Podcasting Kit for SharePoint (PKS)を使用したサイトのトップ画面]Pks1

[図.ストリーミングを表示またはダウンロードするための画面]Pks2

内部的にはSilverlight の技術を併用しており、特徴としてはサイトにアップするストリーミングコンテンツは Expression Encoder を使用して、自動的に任意のファイルサーバーにエンコードされて格納できるため、SharePoint上の制限をうまく克服しています。SharePointはこのリンク情報と関連する様々なメタデータを管理します。

このキットはマイクロソフトのオープンソースのコミュニティサイトであるCodePlex というサイトに公開されているもので、無償で利用できるのですが、残念ながら英語版のみしかなく、しかもまだベータ版でところどころ動きません。2008/12/3 のバージョンで検証したのですが、日本語環境では動きませんでした。。。

セットアップの詳細やSilverlight に関する情報は、現在発売されている Windows Server World 3月号(http://direct.idg.co.jp/item_detail.command?item_cd=WSW_200903&redirect=wswonline) に記事を寄せていますので、そちらをご覧くださいませ(ただし、原稿の執筆が12月の中頃だったため、 Beta は 2008/12/3バージョンとなっていますので注意してください)。ちなみに、先月号は、この話の前段階としてUIカスタマイズの基礎を説明しています。

なお、この Podcasting Kit ではリストのプロパティ情報を元にクラウド表示するWebパーツがあったり、リストアイテムのフィルタソリューションの例として「"日本語" で "営業向け" コンテンツのみ」表示する機能などがトップページに盛り込まれていたりしますので、SharePoint Server 2007で実現できるソリューションサンプルとしてみるだけでも参考になります。

[図.コンテンツのフィルタ]
Pks3

ロードマップを見ると、引き続きどんどんアップデートされていくようですので、また折を見て定期的に新しいバージョンでの検証をして行く予定です(※というか、そもそも、2008/12/31にアップデートがでているので、これを検証しなくては。。。)。


SharePoint の新しい書籍が 2/26 に発売されます!

しばらくぶりの更新です。去年は後半、本業があまりに忙しく、ほとんど更新せずじまいでおりましてすみませんでした。また、少しずつになると思いますが、できる限り新しい記事を投稿していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

では早速、タイトルにありますように新しくSharePointに関する日本語書籍が2/26に発売されます! (現在、Amazonからも予約ができるようになっています) MS松崎さんなどが既にブログにも書かれているのでご存じの方も多いかも知れませんが、こちらでもご案内しておきます。

主にSharePoint上でのソリューション開発を行う方向けの中級レベルの方を対象とした書籍です。今回、マイクロソフトの社員の方々とで共著させていただいています。

  • 書籍名:VSTO と ShrePoint Server 2007 による開発技術

    Mossoba

  • 出版社:翔泳社
  • 著者:小高太郎、小松直也、小山才喜、西岡真樹、松崎剛、山崎愛(敬称略)

書籍の内容は、Visual Studio Tools for Office (VSTO)を使用した Office クライアントアプリケーションの機能拡張から始まり、SharePointのアーキテクチャ、フィーチャーフレームワーク、Webパーツ開発、ワークフロー開発,BDC(ビジネス データカタログ)、OBA統合ソリューション開発(実践的な受注システム開発サンプル)などです。私は、SharePointのアーキテクチャとフィーチャーフレームワーク、OBA統合ソリューション開発の3章を担当しています。特にSharePointのアーキテクチャに関しては、以前執筆した「ひと目でわかる SharePoint Server 2007」よりも詳細に書きました。特に、セミナーやコンサルティングなどしているときにご質問が多い、セキュリティ、SharePointのオブジェクトモデルの基本操作、IIS上との関連などについて触れています。

また、OBA統合ソリューションではMOSS上でVSTO+ Open XML +Webパーツ+ワークフロー連携を行うソリューションになっています。少しだけ、画面イメージをご紹介しておきます(なお、このサンプルは昨年行われたMicrosoft TechEd 2008 Yokohamaのブレークアウトセッションでご紹介したものです)。


[開発サンプル画面:申請ポータル]
Shinnseiportaltop

※受注処理を行うための申請ポータルサイトです。画面遷移することなく、申請と承認とが行えるようカスタムWebパーツを配置しています。

[開発サンプル画面:VSTOでカスタマイズした見積書]Mitsumori

※Word2007をVSTOでカスタマイズしてデータベースとSharePointの両方に連携させています。文書番号の採番は自動的に行われ、データベースにXML形式で申請内容が登録されるので、見積書のデータは受注登録→納品書作成→請求書作成という流れで再利用できるようになっています。また、ファイル自体も申請処理と同時にSharePointのドキュメント ライブラリに自動的に格納し、カスタム ワークフローが開始されるようにしています。カスタムワークフローでは、Active Directoryの情報を使って自動的に承認経路が作成されます。


この開発サンプルについては、書籍が発売されるタイミングで弊社オフィスアイ株式会社のWebサイトからダウンロードできるようにする予定です。また、書籍でご紹介しているソリューションを実際に構築できるハンズオンの教育コンテンツを開発しておりまして、こちらはすでにリリースしています。詳細につきましては下記URLをご参照くださいませ。この研修ではあらかじめ用意したカスタマイズしていないSharePointサイト上に実際にソリューションを組み上げながら、学習できるようになっています。

ということで、今年初めの投稿は久々に執筆した書籍のご案内でした。