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2011年7 月 からの 2 記事

Lync 2010 クライアント側でピアツーピアの録音・録画する

最近は SharePoint だけでなく Lync ソリューション開発なども行っています。Lync ソリューション開発はなかなか奥が深く、面白いと感じています。ただ、Lync はほとんどが英語の情報のみであり、まだまだ情報が多い状態ではありません(昔のSharePointのようですね)。開発者の方は苦労されることもあると思いますので、Lync 2010 関連の情報も本ブログにていくつか共有していきたいと思っています。今回はその第一弾ですが、開発の話ではなく、設定だけでこんなことが可能だというところをご紹介します。

Lync 2010 では Lync Server 2010 と連携して複数メンバーとのオンライン会議ができます。会議では録音が可能ですが、サーバー側の設定を変更することで、クライアントサイドでのピアツーピアのやり取りを録音・録画することも可能です(このことは意外と知られていないようです)。

手順は次の通りです(※今回はコントロールパネルから実施していますが、PowerShell からも実行できます)。

1. サーバーの管理者としてLync Server 2010 にログオンし、「Lync Server 2010 コントロールパネル」にアクセスします。
2. [電話会議]の[会議ポリシー]にアクセスし、[Glogal]をダブルクリックします。
Lync 2010-01 
3. [レコーディング]設定を "レコーディングを有効にする" にします。Lync 2010-02 
3. 続いて画面下部までスクロールし、[ピアツーピアレコーディングを有効にする]をオンにします。結構この設定を見逃している方が多いようです。
Lync 2010-03

4.コミットします。

以上でサーバー側の設定は終わりです。Lync 2010 クライアント側では対話中にレコーディングメニューが利用できるようになります(既定では、上記の設定を行わない限り表示されません)。

1. [操作]メニュー[レコーディングの開始]メニューが表示されます。クリックすると録音・録画が開始されます。
Lync 2010-04 
2. 録音中はウィンドウ下部に "あなたがレコーディングしています" と表示されます。
Lync 2010-05
3. 録画を停止する場合は、[操作]-[レコーディングの停止]をクリックします。
Lync 2010-06 

4. レコーディングが停止すると次の画面が表示され、レコーディング タイトル、データの格納場所などを指定できます。
Lync 2010-07 
デスクトップ共有やアプリケーション共有なども画面そのものを音声とともに録画できます。録音・録画したデータはWMV ファイルとして生成できるため、サイズが軽量化されます。したがって、50MB 以下であればそのまま SharePoint 情のライブラリーなどに保存して共有することもできます。たとえば、質疑応答の内容をそのままヘルプデスクのナレッジとして蓄積するといった利用方法に応用できそうです。

5. レコーディングファイルは、後から確認することも可能です。Lync 2010 クライアントの[ツール]メニューから[レコーディング マネージャー]をクリックします。
Lync 2010-08 

6. これまでのレコーディングファイルが表示されます。
Lync 2010-09 

7. IMとアプリケーション共有機能を使ったコミュニケーション内容をレコーディングした場合の画像は次の通りです。
※オープニングが自動的に生成されます。
Lync 2010-10 

※IMの内容やアプリケーション共有の録画内容が動画で表示されます。
Lync 2010-11 

[参考] http://blogs.catapultsystems.com/tharrington/archive/2010/12/20/understanding-recording-and-configuration-options-in-lync-2010.aspx


書籍「ひと目でわかる Microsoft SharePoint Server 2010」が完成しました!

ようやく「ひと目でわかる SharePoint Server 2007 」の後継本である「ひと目でわかるSharePoint Server 2010」がようやく完了しました。多くの方に書籍はまだかという声をいただきつつ、大変お待たせし大変申し訳ありませんでした。おかげさまで、ようやく出版にこぎつけることができました。

書籍は、Amazon からお買い求めいただけます。

ひと目でわかるSharePoint Server 2010

著者:オフィスアイ株式会社 山崎愛、 北端智、 インフォシェア株式会社 西岡真樹
発行:日経BP社
判型:B5変型版
ページ数:468
価格:定価3150円(本体3000円+税)
ISBN:978-4-8222-9436-6
発売日:2011年7月21日
発行日:2011年7月25日

書籍のターゲットは、SharePoint 2010 のサイト管理者入門者から中級者くらいを想定しています。Tips もちりばめているので入門者の方だけでなく、すでにある程度触っていて独学で取り組んでいる方にも最適な内容です。また、 単なるステップバイステップではなく、「概念→操作+Tips」という流れにしているため、操作の意味を理解しながら学習できるように構成しています。 また、章建ても 「概要→ユーザーとしての操作方法→サイト管理者としての管理タスク→サーバー管理者が把握しておくべきこと」という順にし、 SharePoint サイトを利用していく全体像を意識しながら、体系立てて学習できるよう配慮しました。

SharePoint Server 2010 はSharePoint Server 2007 と比べても非常に機能が増えています。そのため、なかなかすべての機能を本当に "ひと目で" 理解できるのかといえば、そればNoと言わざるを得ません。しかし、書籍では、サイト管理者の方ができるだけ困らなくて済むよう基本をしっかりと学習できるように構成していますので、この書籍を何度も繰り返し読んでいただき、実機で試していけば確実に基礎力が身に付きます。逆に言えば、本来は、この内容を把握することがサイト管理者としての最低ラインとして望ましいのだということを知っていただければとも思います。

[目次]

第1部 :  SharePoint Server 2010 の概要
    1. SharePoint Server 2010 の基礎 (製品の概要説明、用語解説など)
第2部 : SharePoint Server 2010 のユーザー利用
    2. SharePoint サイトで共有できる情報の種類の整理
    3. 画面の基本操作を理解しよう
    4. ページを作成してみよう
    5. ファイルを共有してみよう
    6. リストを使ってみよう
    7. リストとライブラリーで共有の機能を利用しよう
    8. 検索してみよう
    9. ソーシャルネットワーク機能を使ってみよう
    10. SharePoint Server 2010 をもっと活用してみよう
第3部 : SharePoint Server 2010 のサイト管理
    11. 管理タスクの整理
    12. 基本的なサイト管理を行おう
    13. サイトのコンテンツを管理しよう
    14. アクセス権限を管理しよう
    15. サブサイトを作成してみよう
    16. フィーチャー(機能)を管理しよう
    17. Web Analytics を使ってサイトの利用状況を確認しよう
第4部 : SharePoint Server 2010 サーバーの管理
    18. サーバーの導入
    19. 管理ツール
    20. ファーム構成ウィザードの使用
    21. サービス構成後のサーバーの状態確認 (ファーム内のサーバーの情報)
    22. ファーム管理者の設定
    23. 管理アカウントの構成
    24. Web アプリケーションの構成
    25. サイト コレクションの作成と管理
    26. 主要サービス アプリケーションの管理
    27. その他のサーバー設定
    28. サーバーの監視
    29. バックアップと復元

ちなみに、すでにリアルコムさんが書かれている同じようなタイトルとなっている「ひと目でわかる~」が出版されていますが、実は、今回出す書籍の姉妹品として後から出す予定だった書籍です。しかし、私たちの執筆が大幅に遅れてしまったため、順番が逆になってしまいました。本来は、今回出版する「ひと目でわかる Microsoft SharePoint Server 2010 」をお読みいただき、一通りの基本機能を把握していただいたうえで、リアルコムさんの「ひと目~」で応用的な使い方を把握できるという流れになっていますので、両方お買い求めいただくと幸いです。