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2015年9 月 からの 5 記事

[SP2013] 表示テンプレートのプロパティ表示のバグ修正

SharePoint 2013 には検索結果の見栄えを定義する "表示テンプレート" があります。カスタマイズする際には、プロパティをWebブラウザーから編集するのですが、このプロパティが下記のように文字化けします。マルチバイト圏、固有の問題であろうと思われます。

2015-09-29-1200

本件について数か月前にMicrosoft社にバグとしてフィードバックしていたのですが、本日、ビルド16.0.4504.1200で修正されたとの連絡が来ました。まだ確認していませんが、情報共有まで。

 


SharePoint Server 2016 Preview - ファイル共有における変更点

本記事は、SharePoint Server 2016 Preview を元にしています。製品版(RTM)が出るまでは、いくつか変更される可能性があるため注意してください。

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ファイル共有に関していくつか変更点があるので、整理しておきます。

ライブラリの見た目や操作性

ドキュメント ライブラリの見た目は Office 365 (SharePoint Online) と同等なメニュー表示になっています。

2015-09-01 10-36-08

また、ドキュメント管理に関する処理を行うための、キーボード ショートカットもサポートされるようになります。

  • 新規作成(New) … Alt + N
  • 編集(Edit) … Alt + E
  • アップロード(Upload) … Alt + U
  • 管理(Manage) … Alt + M
  • 共有(Share) … Alt + S
  • 同期(Synchronization) … Alt + Y

大きなサイズのファイルのサポート

SharePoint 上にファイルをアップロードする際に、オンプレミス環境では1ファイルあたりのアップロードおよびダウンロードのサイズの上限値が 2047MB(約2GB) までしかサポートされていませんでした。 SharePoint Server 2016 では SharePoint Web アプリケーションごとに、最大ファイルサイズを自由に構成できるようになっています。

" Large file support
Previous versions of SharePoint did not support uploading or downloading files larger than 2,047 MB. SharePoint 2016 now allows you to upload or download larger files. You can configure the desired maximum file-size limit on a per-web application basis in your SharePoint farm."
[引用元] https://msdn.microsoft.com/en-us/library/mt346121(v=office.16).aspx

ということで、"本当に上限値はないの?" という点は気になりますが、現在のところドキュメント上はそうなっています。もちろん、大きなサイズのファイルのやり取りを無暗にサポートしてしまうと、ネットワークの帯域を予想以上に消費しかねません。SharePoint の制約以前に、基盤管理者の観点で、どの程度のサイズまで許可するかは決めておく必要はあります。

ファイル名の制約の緩和

これまで、SharePoint では次の場合にアップロードがブロックされていました。

  • & や ~ , {, } といった文字がファイル名に含まれる
  • GUIDがファイル名に含まれる
  • ドット(leading dots)がファイル名に含まれる
  • ファイル名が128文字以上である

SharePoint Server 2016 ではこうした制約がなくなります。ただし、ファイル名に % や # が含まれている場合は、従来通り、アップロードはブロックされます

 

 


SharePoint Server 2016 Preview - Excel Services

SharePoint Server 2016 から Excel Services サービス アプリケーションがなくなります。Excel Services は SharePoint Server 2007 からあるもので、Enterprise Edition でのみ利用できた機能です。といっても、誤解してはいけないのですが、Excel Services 相当の機能が使えなくなるというわけではありません。Office Online Server (旧 Office Web Apps Server) がこの機能を提供するように変更されるという意味です。

ちなみに、Office Online Server も Preview が提供される予定ですが、現時点ではまだリリースされていません。

ところで、Excel Services ってなんでしたっけ? という方もいらっしゃると思います。少し整理しておくと、そもそも SharePoint Server 2007のころはまだ、Office Web Apps (Office Online) はなく、Word , Excel , PowerPoint などをWebブラウザー上で表示したり、編集したりする機能はありませんでした。ただし、Enterprise Edition に搭載される Excel Services を使うと、Excel ファイルをWebブラウザー上で表示できるようになりました。Excel Services の位置づけはレポート機能でした。したがって、編集はサポートされません。Excel Services で提供されるその他の機能は次の通りです。

  • Excel Web Access Webパーツの提供 (Excel ファイルのグラフや表の部分のみをWebパーツとしてページに配置し、ダッシュボードページを作成できた)
  • Excel Services API の提供 (Excel 関数を使ってビジネスロジックが組まれているファイルをSharePoint上のライブラリに共有しておくと、外部アプリケーションから特定のセルに値を渡し、Excel 側で計算してもらい、計算結果だけを外部アプリケーションに還すということができます。ビジネス ユーザーのノウハウの再利用につながるというシナリオ)
  • 外部データベースと連携した Excel ファイルをブラウザー上で表示できる

SharePoint Server 2010 から Office Web Apps が登場し、Excel Apps (Excel Online) も組み合わせて利用することで、上記の機能にプラスして、Webブラウザー上での編集が可能になりました。逆に Excel Apps のみであれば、単純に Excel ファイルの Webブラウザー表示と編集のみであり、上記箇条書きのような機能は利用できません。

こうした機能の違いにより、オンプレミスで Excel Services が使える場合は、Excel ファイルの表示処理は、既定のExcel Apps ではなく、Excel Services で開くよう Windows PowerShell で設定変更することもあります。

しかし、SharePoint Server 2016 ではこうした煩わしい機能の違いを意識しなくても、Office Online Server に一連の機能が統合されるようになったと言えるわけです。


SharePoint Server 2016 Preview - Project Server 2016 Preview

本記事は、SharePoint Server 2016 Preview を元にしています。製品版(RTM)が出るまでは、いくつか変更される可能性があるため注意してください。

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前回の記事でも少し触れていたのですが、SharePoint Server 2016 Preview をインストールすると Project Server 2016 Preview もついてきます。正確にいうと Project Server 2016 は SharePoint Server 2016 のサービス アプリケーションの一つとして導入されるようになっているよう変更されています。これまでは、Project Server 2016 は SharePoint ベースでできているとはいえ、別サーバーとして構築する必要がありました。

ちなみに、Preview 版では特にプロダクトキー入力などは不要ですが、Project Server のリリース版が利用できるようになったら、別途プロダクトキー入力が必要になってくるようです。

One of the biggest changes in Project Server 2016 Preview is the installation process. Project Server 2016 Preview runs as a service application in SharePoint Server 2016 IT Preview. The SharePoint Server 2016 IT Preview MSI file will contain the installation files for Project Server 2016 Preview as well, so a separate installation is no longer required as it was in previous versions of Project Server. For the release version of Project Server 2016 that will be available at a later date, a PID key will be required to run it.

For more detailed information about deploying Project Server 2016 Preview, see Deploy Project Server 2016 Preview.

[参考] What's new for IT pros in Project Server 2016 Preview

 


SharePoint Server 2016 Preview - ファーム構成ウィザードの変更点

本記事は、SharePoint Server 2016 Preview を元にしています。製品版(RTM)が出るまでは、いくつか変更される可能性があるため注意してください。

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ファーム構成ウィザードで追加できるサービス アプリケーションは次の通りです。ただし、一部のサービス アプリケーションは既定では選択されないため、下記がすべて自動的に追加されるわけではありません。

  • Access Services 2010
  • Access Services
  • App Management Service
  • Business Data Connectivity Service
  • Lotus Notes Connector (既定値:オフ)
  • Machine Translation Service
  • Managed Metadata Service
  • PerformancePoint Service Application
  • PowerPoint Conversion Service Application
  • Project Server Service Application
  • Search Service Application
  • Secure Store Service
  • State Service
  • Usage and Health data collection
  • User Profile Service Application
  • Visio Graphics Service
  • Word Automation Services
  • Work Management Service Application
  • Workflow Service Application

従来なかったものとしては、Project Server Service Application が新たに追加されています。逆に、Excel Services はなくなっています。

また、以前のバージョンにはなかったサービスの指定画面が追加されています。従来のサーバーでは、これらは、ファーム構成ウィザードとは別にサービスのみを開始または停止していたものです。

2015-08-29 18-22-15

そもそも、SharePoint Server 2016 Preview では、Microsoft Ignite 2015 でアナウンスされていた MinRole という機能が初めて使えるようになっています。MinRole の導入により、ロールベースのサーバー構築が容易になったのですが、そのため、サービスを個別に選択して開始する必要性はなくなりました。しかし、一部に関してはオプションとして起動できるようになっているようで、その一部が上記のサービス群であるようです。