[SharePoint Online] フォルダー単位のアップロード

SharePoint Online ではライブラリの表示をモダンUIに設定しておくと、現在、以下の Web ブラウザーを使っている場合に限りフォルダー単位でのアップロードが可能です。

  • Microsoft Edge
  • Google Chrome

ご存じない方も多いようなので、ブログにも書いておきます。

モダンUIを嫌っている管理者も多いと思いますが、いろいろと機能を比較していくと既定ですべてをクラシックUIに設定してしまうよりは利便性が高くなることもあります。個人的にはモダンUI、気に入っています。


[SharePoint] Wiki ページライブラリの "ホームページ" について

SharePoint 上でチーム サイトを作成すると Wikiページライブラリが 「サイトのページ」という名称で自動作成されます。Wikiページライブラリはサイト内に複数追加できるため、用語集、製品情報などの情報で分類したりもできます。

さて、この Wiki ページライブラリには "ホーム ページ" があります。"ホーム ページ" というと、インターネットに公開されているWebサイト全般のことを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、"最初に表示されるページ" という狭義が本来あります(厳密にはサイト内の特定のページまでアドレス指定しなくてもサイトのURLまで指定すれば勝手に表示される既定のページです)。

Wiki ページ ライブラリを新規に追加すると次の 2つのページが同時に自動生成されます。

  • ホーム.aspx
  • このライブラリの使用方法.aspx

このうち、ホーム.aspx が Wiki ページ ライブラリのホームページであり、Wiki ページライブラリのURLまで指定したときに最初に表示されるページとなります。サイドリンクバーなどに[最近使った項目]見出し配下に表示される Wikiページ ライブラリのURLをクリックすると既定では ホーム.aspx が表示されます。

さて、ここから開発面でのお話です。

Wiki ページライブラリのRootFolderオブジェクトには WelcomePageプロパティがあります。新規作成のWikiページライブラリなどは既定値が "ホーム.aspx" になっています。この値は変更できるため、同一ライブラリ内の任意のWikiページをホームページとして設定できます。たとえば、「Wikiページライブラリのホームページとなるページのタイトルが常に "ホーム" と表示されるのは、サイトのホームページと混同するので変えたいといったニーズがあれば、知っていると役立ちます。

JavaScript Object Model の例)

//Wiki ページライブラリのホームページの確認
...
var ctx=new SP.ClientContext();
//リストのオブジェクトを取得
var list = ctx.get_web().get_lists().getByTitle("Wikiページライブラリの名前");
var rootFolder=list.get_rootFolder();
ctx.load(rootFolder);
ctx.executeQueryAsync(function(){
//成功時のハンドラ
alert("結果 : rootFolder.get_welcomePage());
//set_welcomePage()メソッドの引数に任意のページを指定すればよい。最後RootFolderのupdate()メソッドを忘れずに!
},
function(){//失敗時のハンドラ});

[ご案内] オフィスアイ ラーニング ポータルのリニューアル

弊社オフィスアイが提供している SharePoint を中心とした利活用のための会員制ナレッジポータル「オフィスアイ ラーニング ポータル」ですが、2017年4月より大幅にリニューアルします。

価格体系も見直し、ご利用いただきやすくなっております。弊社のオープンコースと組み合わせていただくと、継続した学習が可能になります。また新たな取り組みとしてオンライン セミナーも開催いたします。この機会にぜひご利用をご検討くださいませ。

 


[初心者向け] SharePoint の種類を把握しよう !

最近 SharePoint の種類について同じような説明をする機会が増えたので、念のためブログにも記載しておきます。あまりシステムに詳しくない方向けです。

SharePoint には次の2種類があります。

  • オンプレミス : On-premise (社内設置) 版
  • クラウド版

SharePoint Server 2013 や SharePoint Server 2016 といった "Server" と名前がついているのはオンプレミス版の SharePoint です。オンプレミスとは、自社内にサーバーを構築しメンテナンスなどは自社内で行います。

一方クラウド版は SharePoint Online というサービス名となっています。クラウド版は、平たく言えば、Microsoft 社がクラウド環境に SharePoint サーバーを構築し、インターネット越しにサービスを利用できるようにしているものです。ですから、サーバー自体のメンテナンス等はMicrosoft社任せであり、機能更新などが継続的に行われています。SharePoint Onlineはこのサービスだけを単独で契約することもできれば、Office 365 Business, Office 365 Enterprise などのような契約プラン内に含まれている場合もあります。実際に利用されているケースでは、後者が多いようです。ちなみに、他のサービスとしては Exchange Online や Skype for Business Online 、最新の Office クライアント アプリケーション(Word, Excel, PowerPoint) などがあります。Exchange Online が利用できると Outlook と組み合わせて電子メールが利用できたり、個人の予定を管理したりできます。Office 2010, 2013, 2016 に含まれている Outlook とは別に、Web版のOutlook があり、これは Outlook on the Web と呼ばれますが、 Exchange Online を契約しているとこれも利用できます。

SharePointVersions1

オンプレミス版とクラウド版ではそれぞれ良し悪しがあるため、組織によってはどちらか一方を使っていたり、組み合わせて利用していたりします。たとえば、大きな違いとしては、オンプレミス版の場合は、インターネット越しに利用させないようにしているケースも多く、社外から簡単にはSharePoint サイトにアクセスできないようになっていたりします。一方のクラウド版はインターネットへの接続環境があれば、原則、どの端末からでもアクセスできます (最近、SharePoint Online も特定のネットワーク環境からのアクセスを制限する設定もできるようになったため、"原則"と書きました)。たとえば、カフェや空港などにあるインターネット接続端末からアクセスしたり、iPad, iPhone その他、携帯端末からも Webブラウザーがあれば、アクセスできます。もちろん、ユーザー認証が必要であるため誰でもアクセスできるという意味ではありません。

さて、機能的な視点で補足しておきましょう。少し技術的な話です。

現在のSharePoint Online は、もともとは SharePoint Server 2013 がベースとなっていたため、利用できる機能も画面操作もオンプレミス版の SharePoint 2013 と当初はあまり変わりませんでした。逆に、SharePoint Online の方がいくらか利用できる機能が制限されている面もあったのです。しかし、クラウド環境である利点を生かし、SharePoint Onlineは継続的に機能アップデートを続けて進化しており、現在は SharePoint Online や Office 365 と組み合わせないと利用できない機能が多くなってきています。そして、昨年春に登場した最新のオンプレミス版の SharePoint が SharePoint Server 2016 です。このバージョンは、SharePoint Online のノウハウをそのままオンプレミス環境で利用できるようにしているものであるため、利用できる機能や見た目が SharePoint Online に近いものになっています。ただし、社内設置型は頻繁にアップデートされるわけではないため、SharePoint Online の新機能の一部は SharePoint Server 2016 には搭載されていなかったりするのです。たとえば、このブログでもよく取り上げている、モダンUIなどへの対応はほんのごく一部です。

SharePoint Server 2013 も 2016 も1か月ごとに、主にバグ修正を行う更新プログラムが提供されています。ただし、SharePoint Server 2016 には特殊な更新プログラムである Feature Pack が適宜提供されるようになっており、これを適用することで SharePoint Online や Office 365 で提供されている機能の一部が使えるようになるような大幅な機能拡張がされるようになっています。最初の Feature Pack は 2016年11月に公開され、これにより SharePoint Server 2016 の OneDrive for Business にのみモダンUIが導入されています。今年も、Feature Pack が提供される予定となっているようです。

SharePointVersions2

 


[SharePoint Online] 注意! 今後、サイトのメールボックス機能が利用できなくなる

 SharePoint 2013 → SharePoint Online → SharePoint 2016 と利用できていた「サイトのメールボックス」機能が 2017年3月より利用できなくなるので注意しましょう。とはいえ、これより前に作成されたサイトのメールボックスは機能し続けるが、2017年3月から新規には作成できなくなるということ。

そして、2017年9月には、既存のサイトのメールボックスを Office 365 グループに移管するようになるそう。

私が利用している Office 365 のテナントでは検証もかねて「サイトのメールボックス」機能を使っていたため、Office 365 に次のようなメッセージが届いていました。心当たりのある方はご注意を!

Office 365 のメッセージセンターの内容の抜粋。

Beginning March 2017, new SharePoint Online organizations will no longer have access to the Site Mailbox feature, existing SharePoint Online organizations will no longer be able to create new Site Mailboxes; however, any Site Mailboxes provisioned prior to March 2017 will continue to function.
How does this affect me?
You are receiving this message because our reporting indicates your organization has one or more Site Mailboxes available. Beginning March 2017, your users may no longer create new Site Mailboxes. In September 2017, we will have a process in place allowing you to transition your existing Site Mailbox site to an Office 365 Group. We will communicate again in June 2017, via Message Center, with more details.
 
ご参考まで。