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[PowerApps] 開発環境についての情報アップデート

 PowerApps の大幅アップデートが 2018年3月下旬にアナウンスされましたが、開発環境についても大幅な変更があるのでかいつまんでまとめておきます。

情報ソースは下記の PowerApps Blog です。 

PowerApps Studio for the Web is Generally Available for Production Use

We are pleased to announce that starting today PowerApps Studio for web is generally available for production use. The web studio is the premiere authoring experience for creating PowerApps and is the recommend way to build your apps.

 

PowerApps Studio for the Web が正式リリース

これまでPowerApps の開発ツールは次の2つありました。2018年4月18日現在も現状は同じです。

  • PowerApps Studio for Windows
  • PowerApps Studio for the Web (Web Studioと呼ぶこともある)

要するに Wind0ws デスクトップ版と Web版があったわけですが Web版は久しくプレビューとなっていました。これが2018年3月21日付けで 正式リリースとなったわけです。

今後の主流は Web Studio

現在、Web Studio の方が、 Windows デスクトップ版と比較すると機能と性能の両面を凌駕しました。そして、Windows 版の PowerApps が持っているアプリの編集機能は今後削除されます。つまり、単純にアプリの実行環境としてだけ利用することになります。

では、この機能がいつまで使えるのか?

2018年6月1日に PowerApps for Windows からは編集機能が削除される予定であるとのこと。

 ということで、Web版が今後の主流になります。Web版といっても特に何かインストールする必要はありません。Webブラウザーさえ利用できれば、アクセスできます。ですから、職場でも家でも、Mac または Windows PCがあれば利用できるということです。

 


[PowerApps] QnA Maker を使ったSharePoint の質疑応答ボット

 QnA Maker は Microsoft Azure のサービスの一つであり、手軽に AIを使ったボット作成ができます。

QnA Maker

Integrate Microsoft Cognitive Services to enable your bot to see, hear, interpret and interact in more human ways. QnA Maker integrates with other APIs and solutions seamlessly and at scale to be a know-it-all part of a bigger bot or great standalone.

PowerApps ではこの QnA Maker をノンコーディングで組み込むことができます。さらに、PowerApps で作成したアプリを SharePoint 上に埋め込んで利用することも可能。

ということで、蓄積している SharePoint に関する QA 情報を QnA Maker で学習させて、質疑応答させることなんて言うのも簡単です。

下記の動画が動作イメージです。ちなみに、元ネタは次の通りですが、現在は QnA Maker 用のコネクターが追加されているのでもう少しシンプルに作成できます。

https://powerapps.microsoft.com/en-us/blog/powerappsbot/

 弊社では、昨年から国内でいち早く PowerApps や Flow に関するオリジナル研修コースを開始していますが、どちらもどんどん進化していて、おもしろいですヨ。

PowerApps は何も SharePoint に特化したツールではなく、いろいな使い道への可能性を秘めています。

昨年は PowerApps  & Flow の入門編を作成したので、今年は応用編として学習コンテンツを用意していく予定です。お楽しみに!

 


[PowerApps] SharePoint リストデータをグループ化する (1)

PowerApps も3月末に大幅アップデートがあり、いよいよ使ってみようと思う方も多いと思います。弊社でも私が独自に作成したオリジナルコースで PowerApps や Flow を学べるようになっていますが、GroupBy関数について取り上げていなかったので、ブログで補足しておこうと思います。すでに受講いただいた方にとってはフォローアップ情報です。

SharePoint リストデータをグループ化して PowerApps 上に表示するには GroupBy関数を使うと便利です。

例えば次のようなリストがあるとします。

2018-04-03_12-43-31

まずこのSharePoint リストデータを 次のように PowerAppsに取り込みます。

次にボタンを配置し、クリックしたら コレクション が作成されるようにします。このためには、ボタンの OnSelect プロパティに次の式を書いておきます。ちなみに、ボタンの表示名は "データの取得" としています。

2018-04-03_12-38-30

この関数の意味を簡単に解説しましょう。

ClearCollect関数を使って "ProductList" というデータソースを作成します。このデータソースの内容は GroupBy関数を使って "CategoryName" 列でグループ化した SharePoint リスト(Products) です。その他の列は "Details" (名前は任意)という列に入れ子にします。

確認できたら、データテーブルコントロールにこのデータソースを追加してみましょう。商品区分だけが表示されるようにします。

 

では続いて商品区分の内訳を表示できるようもう一つデータテーブルを挿入しましょう。データテーブルの Items プロパティには次の式を書きます。

<先に追加したデータテーブル名>.Selected.Details

これにより、先に追加したデータテーブルの項目を選択するとその詳細がデータビューに表示されるようになります。

 出来上がったアプリの見栄えを整えれば次のように動作します。

まずは基本を紹介しました。PowerApps は Notes データベースの移行にも一部対応できるはずです。今回のように区分別で詳細を見たいというようなアプリも利用できるところがあるでしょう。

データテーブルは編集機能を持っていないため、今回作成したのはあくまでデータを簡易表示するためのビューアーです。ただし、実用アプリも、こうした機能群を組み合わせて応用していくことになります。ちなみに、取得するデータ量が多くなると委任可能な関数等を駆使する必要があります。またその辺は次回以降でご紹介します。


PowerApps を使った SharePoint リストフォームのカスタマイズ (1)

SharePoint Onlineでは昨年末ごろより、PowerApps を使った SharePoint リストフォームのカスタマイズができるようになっています。まだこのあたりの情報はあまり発信されていないようなので、本ブログで取り上げていきたいと思います。

とはいえ、そもそも PowerApps をご存知ない方もまだまだ大勢いらっしゃると思います。

PowerApps って?

もともとPowerAppsは Microsoft 社が提供するクラウド サービスの一つで、モバイルアプリ作成ツールです。とはいえ、PowerApps自体がモバイルアプリでもあります(ややこしい)。PowerAppsというアプリ内に複数の業務アプリ等を展開できるようになっています。

[iPadの例] PowerApps for iOS

2018-01-22_16-10-02

このサービスは、Office 365 Enterprise E1,E3,E5 などのプランに付属していきているサービスであるため、追加費用なく利用できます(プラスの費用を払うことで高度な管理や機能が使えたりもしますが、基本的な機能はプランに含まれています)。ただし、多くの組織では機能検証が終わっていない、またはこれから検証するなどで、管理方針が定まらないため、ほとんどのユーザーに開放していないのが実情のようです。

SharePoint と関連させられますが、もともとは単独アプリとして利用できるようになっており、例えばモバイル端末に展開するとその端末の座標および地図データなどを表示できます。

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こうしたアプリは基本的に Excel 関数と似たような関数だけで作成するため、ほぼコーディングなく作成できます。上記のアプリも15分程度で作成できます。

SharePoint リストフォームのカスタマイズ

さて、このPowerAppsですが、SharePointリストフォームのカスタマイズにも利用できるようになったという冒頭の話に戻ります。SharePoint Online のカスタム リスト (モダンUIのみ) が対象です。こうしたカスタマイズは従来だと Infopath 2013 を使ったりしていましたが、ご存知の通り InfoPath 2013 で開発終了となり、現在のところ 2026年07月14日 までが延長サポート期限となっています。この後継が PowerApps です。

今回はSharePointリストのカスタマイズで最もニーズが高い機能の一つである「選択肢同士の絞り込み」をPowerAppsを使って実装してみました。

[動作イメージ]

具体的な手順は YouTubeに公開していますので、参考にしていただければと思います。説明しながら操作しているので、なんだかんだと、30分程度かかります(今、風邪をひいているので少々鼻声ですが、ご容赦ください)。

手順は上記の通り公開していますが、細かい理屈は30分では説明できないため端折っています。そのため気になるところはご自身で調べていただくか、もしくはPowerApps を本格的に学んでみたい! という方はぜひ弊社のコースをご利用ください(商魂たくましくてすみません)。国内で昨年10月よりいち早くコース提供を始め、多くの方にご受講いただいています。毎回、"こんなことできないの" とか "ここが分かりにくい" といった質問をお受けしていますので、弊社もノウハウがたまりつつあります。可能であれば業務PCやモバイルデバイスをお持ち込みいただき、その環境にアプリを構築していくので、作ったものを社内ですぐにデモンストレーションできたりと満足度の高いコースになっています。

[オフィスアイ オリジナル研修] SharePointユーザーのためのMicrosoft PowerApps & Microsoft Flow入門

オフィスアイのオリジナル研修である「SharePointユーザーのためのMicrosoft PowerApps & Microsoft Flow入門」の案内ページです。

ということで、まずは第一弾でしたが、PowerAppsでのカスタマイズの実験を個人的にいろいろと試しているため、「今こんなことができるよ」という内容の記事を順次公開していこうと思います。手順を動画で撮影して公開するとそれなりに時間がかかるので、毎回は動画は公開しません。悪しからず。。。


PowerApps と Text Analytics の組み合わせ利用

PowerApps 内で Azure Cognitive Services のテキスト分析API (プレビュー)を利用した簡単アプリの作成方法が公開されています。

なかなか面白く、入力した文字情報を分析してくれます。顧客からのフィードバックをPowerAppsで収集して PowerBIで分析するといったシナリオが描けそうです。

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実際の動作イメージは次の通りで、言語判定だけでなく、キーフレーズや Sentiment (肯定的か否定的かの判定) を判定します。

日本語の場合は、コード内で "en" になっている部分を "ja" に変更する必要がありますが Sentiment に関しては日本語が対応していないので、判定してくれません。ご注意を!