SharePoint のバージョン情報の確認
SharePoint Conference 2009 in Las Vegas (2)

SharePoint Conference 2009 in Las Vegas (1)

以前の記事でもご案内しましたが、次期バージョンである SharePoint Server 2010 (ベータ) のお披露目イベントである "SharePoint Conference 2009" がいよいよ 本日より(現地時間で 2009/10/19 9:00am) からラスベガスで始まりました。これまで SharePoint 2010 に関してはプライベートのベータプログラムには参加していたのですが、本イベントまでの間は NDA のために関連情報は一切公開することができませんでした。しかし、このイベントで正式に次期バージョン情報のお披露目となり、今後は様々な次期製品に関する情報が公開できるようになります。

現地入りしておりますので、時間の許す限りホットな情報をお伝えしたいと思います。

SharePoint Conference 2009 in ラスベガス

http://www.mssharepointconference.com/

イベントは、Las Vegas の Mandalay Bay Hotel の非常に大きなカンファレンス会場で開かれています。なお、会場へ行くには、ラスベガスですから当然のように"カジノ"を経由してぞろぞろと歩いていくことになります。ですが、会場につくと、それはもう あたり一面 SharePoint 一色で、いきなり仕事モードですね。

基調講演によると今回のイベント登録者数は7000名を越えており、各国から参加しているようです。昨年実施された SharePoint Conference 2008 in Seattle では、会場の都合などもあり 3000名ほどで登録が締め切られましたが、今回は倍以上です! 展示会場に行くにも、ブレイクアウトセッションへ行くにもすごい人数で、会場は非常に熱気に満ちています。

なお、基調講演は SharePoint Conference 2009 の Web サイトで公開されるようです。また、下記のマイクロソフト サイトでは既に公開されています。http://www.microsoft.com/presspass/presskits/sharepoint/Default.aspx

余談ですが、基調講演で話がでたのですが、会場で結婚される方が2組ほどいらっしゃるそうです。SharePoint 婚ですって、、、(さすがに、憧れはしません、、、)。

SharePoint 2010について

さて、新製品に関する詳細な情報は、すこしずつ整理をしながら、継続的にブログ等で取り上げたいと思いますが、まずは主要なところを取り上げてみます。

名称

既にご存知の方も多いと思いますが、Microsoft Windows SharePoint Services 3.0 は次のバージョンは"Microsoft SharePoint Foundation 2010" となります。"Windows" の冠がとれました。また、Office SharePoint Server 2007の次のバージョンは "Microsoft SharePoint Server 2010" となりました。こちらは "Office" の冠が取れました。

パブリック ベータ版の提供時期

パブリック ベータは 11月に提供されるそうです。詳細な日付まではまだ公開されていません。

サイト管理者向けの主なホットトピックス

Webコンテンツ管理

既に TechEd などのイベントでも情報公開されていた通り、SharePoint の操作UI は全てリボン メニューになります。また、SharePoint サイトはすべてWiki サイトがベースとなっているため、画面の編集作業などがかなりスムーズにできるようになります。特に、画像の扱いは楽になりました! これまでは、画像を貼り付けるのに一旦画像ライブラリなどにアップロードする必要がありましたが、アップロードと同時に貼り付けるところまで一括操作できるようになりました。

また、これまで SharePoint サイトは TABLEタグで画面のレイアウトが構成されており、これがなかなかデザイナ泣かせだったのですが、ようやく CSS ベースとなりました。現在のインターネット上のコンテンツはほとんどが XHTMLと CSSベースとなっていますので、非常にオーソドックスな仕様になってきています。

リストの改善

また、リストやドキュメント ライブラリのビューは既定が XSLT ビューになりました。このブログでも度々取り上げていますが、これまでは ビューの詳細なカスタマイズを行うのにSharePoint Designer 2007 を使って、ビューをいちいち XSLTに変換してから列の幅を変更したりしていました。

リスト列の参照が、複数列が対象となり、リレーション設定できるようになっています。他方のリストの値を参照していて、参照もとのリストアイテムが削除されると、参照しているアイテムも同時に削除したり、または残すよう設定できたりします。

さらに、アイテム数の上限が増えました。1リストあたり5000万アイテムまでサポートできます。ただし、現行バージョンと同様に表示結果として返されるアイテム数が大きくなるにつれアイテムの表示は遅くなってしまうため、既定では、ユーザークエリで返されるアイテム数の上限値が 5000アイテムに設定されています。既定値の確認および変更は Web アプリケーション単位で設定でき、 "リソースの調整" という設定画面から行えるようになっています。

サーバー管理者向けのホットトピックス

PowerShell によるシステム構築・管理

SharePoint 2010 のインストールや管理は PowerShell から行えるようになりました。いくつかのコマンドレットがあらかじめ用意されています。もちろん独自にコマンドレットを作成することも可能です。PowerShellを様々な場面で利用できると、スクリプトベースで構築できるため、特にサーバーの再構築などには前回の構築時と同じスクリプトを実行すればよいなど、様々なメリットがあります。

ちなみに、現在の SharePoint でも一部の管理操作は PowerShell で行えます。たとえば、以前このブログにもお問い合わせのあった、SharePoint 上のADグループの表示名変更などは SharePoint API 経由でメンテナンスする必要があり、この操作を PowerShell スクリプトを組んで実行することなどが可能です。ただし、既定のコマンドレットはないため、基本的には自分で作成する必要があります。

共有サービスプロバイダから"Web アプリケーション サービス"へ

現在 SharePoint Server 2007 にある"共有サービスプロバイダ"はなくなり、"Web アプリケーション サービス" に変わります。Web アプリケーションごとに必要なサービスのみを利用できるようになります。この変更で特に重要なのは、複数のファーム間でサービスの共有ができるようになったことです。検索に関してもアーキテクチャが変更され、インデックスサーバーの冗長構成なども可能になっています。また、FAST Search Server 2010 との連携などにより、検索機能の強化ができるようになります。

開発者向けのホットトピックス

Windows 7 上での開発

開発者の方には朗報です。次期バージョンよりクライアント OS 上でのソリューション開発ができるようになります。Windows 7 または Windows Vista SP1上に SharePoint Foundation または SharePoint Server 2010 のインストールができます。ただし、64bit 版のOSが必要であり、スタンドアロンのインストールのみがサポートされます。また、クライアントOS上にインストールできるのは、開発用途のみであり、実運用では利用できませんので注意が必要です。なお、クライアント環境に SharePoint をインストールできないようにグループ ポリシーで制御できます。

Visual Studio 2010

ソリューション開発ツールには SharePoint Designer 2010 と Visual Studio 2010 とがあります。SharePoint Designer は色々と変更点が多いため別途説明する機会を設けるとして、Visual Studio 2010 について概要説明しておきます。大きな変更点としては、これまでVSeWSS で提供されていた機能が標準搭載となり、さらに Web パーツのビジュアル開発ができるようになっています(現在もマニュアル設定すれば、ビジュアル開発は可能です)。なお、SharePoint 2010 では、Developer Dashboard というページが追加されており、Web パーツを配置した後、ページのパフォーマンス情報が画面上で確認できるようになっています。また、ソリューションの展開はすべて WSP (Windows ソリューション パッケージ) ベースとなっており、フィーチャーとして展開できるコンポーネントにも変更があるので注意しなければなりません。

SharePoint Designer 2010 および Visual Studio 2010 は、現行のSharePoint Server 2007 および Windows SharePoint Services 3.0 には対応しません。あくまでも、SharePoint 2010 専用のツールだということですね。


。。。と、ちょっとだけ書いておこうと思ったのですが、ついつい長くなってしまいました。現行の製品より更に機能が増えているため、各機能の詳細や使い方、新たにできるようになった点、変更されていない点などは、今後ブログ等で少しずつご紹介していくようにします。

なお、明日は、Attendee Party なども開催されるようですので、その模様などをお伝えできればと思います。

コメント

コメントの確認

コメントのプレビュー

プレビュー中です。コメントはまだ投稿されていません。

処理中...
コメントを投稿できませんでした。エラー:
コメントを投稿しました。コメントは記事の投稿者が承認してから表示されます。 さらにコメントを投稿する

入力された文字と数字は画像と一致していません。再度入力してください。

最後に、下の画像の中に見える文字と数字を入力してください。これはプログラムを使ってコメントを自動的に投稿するのを防ぐために行われています。

画像を読み取れない場合は 別の画像を表示してください。

処理中...

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認してから表示されます。

アカウント情報

(名前とメールアドレスは必須です。メールアドレスは公開されません。)