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2018年6 月 からの 3 記事

[PowerApps] 事例 - SharePointリストで管理する受講者履歴

弊社では定期的に Office 365 および SharePoint 関連の研修を行っていますが、受講する方が過去にどういったコースを受講していただいたかなどを確認するために、「受講履歴」を SharePoint リストで管理しています。

従来は入力画面を InfoPath でカスタマイズして管理していたのですが、ここにきて Modern UI + PowerApps でのカスタマイズに変更してみました。これがなかなかいい具合です。

まず、カスタマイズした画面が下記の通りです(実データなので、もちろん、一部情報は伏せています)。

Attendance history 1

コースを受講していただくごとに情報登録しているのですが、画面をPowerApps でアレンジし、メールアドレスをもとに、同じリストから過去の履歴を Filter 関数で取得してデータテーブルに表示するようにしています。これでいつ、どのコースを受講いただいたのかが一目瞭然です。

新規にアイテムを登録する(受講履歴の新規登録)ときは、電子メールアドレスを入力後、[参照]ボタンをクリックすると、別で管理している"顧客データベース" リストから会社名と名前を自動取得できるようにしています。また受講したコース情報も選択肢から選べるようにしており、この情報もやはり別で管理している "コース情報" リストから取得するようにしています。ちなみに、[参照]ボタンはアイテムの新規登録や編集時のみ表示するように設定。

Attendance history 2

顧客データベースに格納しているアイテム数(エントリー数)が多いので、PowerAppsの Filter 関数を使うときに "委任" に気を付けなくてはいけませんが、そこをクリアし見た目をあまり凝りすぎなければ30分もあればある程度の見栄えで出来上がるレベルです。

とはいえ、最初に手を付けるときにはあれこれ調べながら「実装をどうしようか」などあれこれ吟味しながら業務の合間に作業したたため、ここまで来るのにそれなりに数日掛かってはいます。が、実装したい機能が決まれば、あとはスムーズです。

しっかし、InfoPath のころに比べると、データソースからのデータ取得や入力など速い!  InfoPath Form Services だと何かにつけて、サーバーサイド実行となり、ポストバックが多発発生していましたからね。クライアントサイドで動くメリットをとても感じますね。

 現在、PowerApps & Flow の入門者向け研修をオリジナル開発して実施していますが、色々と実際の業務で使ってみた事例をためて応用編となるワークショップをやりたいなぁなどと考えている今日この頃。。。まずはいろいろとアプリを作り貯めないと。。またお見せできるものを作ったら公開します。※最近追加されたリッチテキストエディターコントロールが、もうちょっとスムーズに動いてくれると、ネタがまだあるんだけどなぁ。

 


SharePoint Virtual Summit 2018

2018年5月21日から数日間に米国ラスベガスにて久しぶりに SharePoint Conference 2018 NA が開催されました。

以前と異なるのはコミュニティ主催型に変更されたことです。残念ながら今回は現地参加とはなりませんでしたが、Keynote に関しては "SharePoint Virtual Summit 2018" としてライブ配信されました。今後、Office 365 含め SharePoint Online にどんな新機能がロールアウトされるかに関して様々な情報が公開されています。

録画が公開されており、内容としては約2時間ほどですが、デモがいろいろとあるのであまり長く感じずに見れると思いますので、ぜひ視聴しておきましょう!

イベントサイトは下記にあります。

SharePoint Virtual Summit 2018 - Resource Center

Business leaders from around the world shared best practices, lessons learned, and outcomes driven by improving employee engagement and open communications. Watch the recording of the Employee Engagement Summit, and learn more about how you can create sustained engagement in your organization.

 たくさんの情報が公開されていますが、順次ロールアウトされてきます。具体的な機能については、順次、折を見てご紹介しますが、最近はアップデートも頻繁なのでブログだけではなく、 Twitter (@ai_yamasaki) で多くつぶやいていますので、ブログと併せてウォッチしてみてください。


[PowerApps] モデル駆動型のアプリ開発の環境について

この春から PowerApps は「キャンバス型」アプリと「モデル駆動型(Model-Driven)」アプリの2種類が作成できるようになっています。キャンバス型というのが従来型であり、SharePoint リストフォームのカスタマイズなどはキャンバス型が基本です。

モデル駆動型アプリ開発についての詳細は下記を参照ください。

PowerApps でのモデル駆動型アプリの構築の概要 - PowerApps

PowerApps アプリで使うエンティティを作成して構成する手順について説明します。

モデル駆動型はCommon Data Service (CDS) を利用して柔軟なアプリ開発ができるのですが、運用環境で利用しようとするとOffice 365 付属プランだけでは利用できず、PowerApps Plan1/2 などのライセンスの追加購入が必要です。ちなみに、コミュニティプランにサインアップすれば、CDS もお試し利用できます。「PowerApps って何?」という方は海のものとも山のものともつかないところだと思いますので、まずはキャンバス型アプリ開発の基本を押さえたうえでモデル駆動型の学習に取り組むとよいでしょう。

さて、モデル駆動型で開発を始めようすると、説明手順には web.powerapps.com 上の左下からどちらのアプリを作るか選択するように書いてあります。しかし、このメニューが表示されないことがある。

2018-06-06_18-42-43

そもそも、PowerApps のコミュニティプランにサインアップして作成した環境もなぜか2つある。。。

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で、何が違うかといえば、モデル駆動型アプリが開発できるようになって以降に作成された「環境」を使っているかどうかがポイントですね。新たに環境を作成すると問題なく選択できます。が、既存の環境だと選択できないためその環境で CDS が利用できてもモデル駆動型が作成できないということですね。

ということで、モデル駆動型にチャレンジする場合はまずは追加料金の掛からない コミュニティプランを使うのが得策でしょう。Plan 2 のトライアルを使うという方法もありますが、その場合新規に作成する環境は組織の共有環境となるので、環境にアクセスできるユーザーの制御など細かいところまで確認しておく必要があります。