Microsoft Forms の新機能 - Ideas -

Microsoft Forms に新機能が近く、ロールアウトされます。

Welcome to Forms Ideas - Analyze Your Response Data Smartly in Forms

We're excited to announce our new feature, Forms Ideas! We're rolling out this feature and it will soon be available for all customers! With Forms Ideas, you don't have to be a data expert, but can get the most out of the data you collected.

公開されている情報は英語の情報のみとなっているので、情報をかいつまんでおきましょう。

"Forms Ideas" という機能で、データ分析の専門家でなくてもいろんな切り口で分析ができるというもの。ちなみに、Office の Excel と PowerPoint にも新機能として Ideas が投入されます。PowerPoint の場合は、スライドの内容に適したデザインや画像を探してくれます。Excel だとスプレッドシートのテーブルからグラフの候補を複数提案してくれたりします。こうした機能も裏ではAIが利用されます。

つまり "Ideas" というキーワードには AI が裏で働くということを意識した方がいいようです。

ところで、分析でいうと Insight というキーワードが思い浮かびますが、日本語で言うと洞察ですね。Forms Ideas は様々な切り口の分析をして素早くInsightを得られるように AI がフォローして提案してくれるということのようです。

 次のように[回答]タブの画面からアクセスできるようになるとのこと。

Idea blog_2_entry

たとえば、回答結果を部門ごとに集計したり。

Idea blog_3_Distribution customization insight

各設問間の関連性(規則性)を提示してくれたり。

Idea blog_4_association rule analysis

相関関係および相関係数を割り出してくれたり。

Idea blog_5_Correlation insights_detail chart

感情分析をしてくれたり。

Idea blog_6_Text sentiment insights_positive

なお、こうした分析はさすがに回答数が少ないと表示されません。"Ideas" のリンク自体が表示されない。最低10回答はないとけいないし、有効な結果が得られない場合も表示されないとのことで、このリンクが出てきたら、「おっ、このフォームは分析してくれたようだな」とクリックしてみることになりそうです。

サポートされる言語は Forms がサポートしている言語となっているため、日本語も対応しています。

Microsoft Forms でサポートされる言語

個人利用のパブリック プレビューも提供開始

そうそう、余談を。Microsoft Forms は現在 商用利用ユーザーや教育機関向けの Office 365 プランでのみ利用できますが、新たに一般消費者向けに Public Preview が始まっています。個人的な利用も可能になりますね。


Skype for Business から Microsoft Teams へ

 2018年10月1日より、500シート未満の新規 Office 365 テナントには Skype for Business Onlineは含まれなくなるそうです。Microsoft Teams が役割を引き継ぎます。

10 月 1 日より Microsoft Teams が Office 365 における会議/電話クライアントとなります【10/1 更新】

2018 年 10 月 1 日より、Skype for Business Online は 500 シート未満の新規 Office 365 顧客のテナントには含まれなくなります。 マイクロソフトでは、昨年 Ignite 2017 で発表した構想である、Skype for Business Online の機能を Microsoft Teams に移行するためのロードマップが完了したことを8 月にアナウンス (英語) いたしました。Teams はメッセージング、会議、電話機能に関する完全な機能を持ちます。 2018 年 10 月 1 日より、Skype for Business Online は 500 シート未満の新規 Office 365 顧客のテナントには含まれなくなります。Skype for Business Online を利用している既存テナントは、新規ユーザーのプロビジョニングを含め、Microsoft Teams に移行される日まで引き続き使うことができます。 

 ちなみに、Microsoft Teams は SharePoint との強力な連携機能を活用することで、より使い勝手よく使いこなせるようになります。Microsoft Teams を利用する方はぜひ SharePoint の最新機能も含めて把握するようにしましょうね。


Microsoft Ignite 2018 - Microsoft Teams 関連情報

Microsoft Teams についても新しい情報などが公開されました。

利用実績としては 現在、329,000 の組織が Teams を利用しているそうです。

IMG_3233

Microsoft StaffHub の機能がメンバーの「スケジュール機能(Shift)」として Teams に取り込まれ、単独の StaffHub 自体は機能がなくなります。

IMG_3237

Microsoft 365 管理センターにも次のようなメッセージが届いていました。

Starting in September 2018, we will be rolling out new features in Microsoft Teams designed to simplify schedule management, and deliver the tools and information every worker needs.

Starting on April 1, 2019, Microsoft StaffHub will no longer be available for new tenants and will be removed from the Apple App Store, Google Play Store, and all other points of access. Microsoft StaffHub will then stop functioning for all users on October 1, 2019. Anyone who attempts to open it will be greeted with a message directing them to download Microsoft Teams.

2019年4月以降、Microsoft StaffHub は新しいテナントでは利用できなくなり、各ストアからも削除されるとのこと。2019年10月1日には機能が停止されるので、それまでに Teams へと移行することになりますね。

 現在利用可能になっている新機能と今後登場する機能の一覧も公開されました。

IMG_3311

たとえば、既に利用できる機能としては会議の録画と背景のぼかしが紹介されていました。背景のぼかしは、AIの恩恵です。

IMG_3245

その他、新機能などは次の記事を参照してください。

What's new in Teams - Ignite Edition

At Ignite, we announced a broad set of new capabilities that make Microsoft Teams an even more powerful hub for teamwork. We've got a lot of news to share, so grab your beverage of choice and settle in to learn what's new in Teams across meetings, devices, calling, collaboration and app development....

SharePoint との連携

 また Microsoft Teams は SharePoint との機能連携もより進んでいきます。チャットをメインで使おうと考えいてる方が多いようですが、個人的には逆だと思っていて SharePoint などの様々な情報を チームのチャネルに集約しつつ、様々に集約したコンテンツからいつでも会話を始められるんだ。と考えるのが利活用促進には重要です。

たとえば、SharePoint のリストやライブラリをタブとして追加できますが、列の書式やビューの書式、PowerAppsによるカスタマイズもTeams内で利用できます。うまく活用したいですね。

ビューの書式を設定したリストをタブとして追加する例) 

ドキュメント ライブラリの機能を Teams 内でフルに利用できるようになってきます。メタデータ、列の書式も利用できるほか、たとえば、ファイルを Teams から直接 PC や Macに同期する機能も追加されます。

4

また SharePoint Framework を使って開発したWebパーツを Microsoft Teams にタブとして展開できるようになります。詳しくは次の記事を参照してください。また逆にTeamsのアプリを SharePoint サイトにも追加できるようにもなります。 

Do more with new upcoming SharePoint development capabilities announced at Ignite 2018 - Office 365 Developer Blog

SharePoint is great for getting your apps out to teams and departments, and across your organization. As a developer, you can take advantage of many services to complete your app, including document storage, a page model that allows for easy customization, SharePoint lists for basic data, connections to APIs and data from Microsoft Graph, and much more.

 また SharePoint サイトをチームに接続できるようになります。現在、SharePointサイトを Office 365 グループに接続できる機能は提供されています。が、これを一足飛びに Teams に接続できるようになります。つまり Office 365 グループを作成して、かつ Teams に接続してチームとして利用できるようになるということ。次のスクリーンショットのように接続用のメニューが表示されるようです。

6


Microsoft Ignite 2018 - SharePoint 関連の最新情報 (2)

 関連記事

続いてはSharePoint Server 2019関連情報です。SharePoint Server 2019 に関しては SharePoint Online相当に近づいてくる印象です。ただし、オンプレミスでは Microsoft Graph や AI などは当然利用できないため、機能面では Office 365 としてのSharePoint Online にやはり軍配が上がります。

SharePoint Server 2019

SharePoint Server 2019の目玉はOnline版と同様にモダンUIの導入です。モダンUIをベースとする新しいチーム サイト、コミュニケーション サイトが利用できるようになります。

SP2019_1

リストやライブラリもモダンUI。列の書式も利用できます。

SP2019_2

SP2019_3

Wikiページに変わってサイト ページも利用可能に。

SP2019_4

OneDriveの同期クライアントもいよいよ OneDrive.exeに。ついに、Groove.exe とはさよならです。

SP2019_5

モダンUIになっているので、当然モバイル対応も強化。SharePoint モバイルアプリが利用できます。

SP2019_6

検索機能はよくなりますが、やはり Online にはかなわないかな。という気がします。今、オンライン版は非常に高速で使いやすいので。

SP2019_7

インフラの強化

インフラ面でも下図のようにいくつか強化されます。

DoCvzKMV4AAcj5O

 

ワークフロー サポート

DoCuG05XoAIUGy1

SharePoint 2010 / 2013 のWorkflow は引き続きサポートされます。しかし、基本的には クラウドのサービスである PowerApps & Microsoft Flow を data gateway 経由で利用することになるようです。このあたりは Office 365 が有利だと言えます。Office 365 のライセンスを持っていない場合は、各サービスで単独プランが用意されているので、おそらくはそれを購入することになるのでしょう。

廃止される機能

SharePoint 2019 の廃止機能一覧は次の通りです。長年携わってきた身としては時代の大きな転換期だなぁという印象を持ちます。一つ一つについて、いろいろと語れそうです。

DoCxWVzUcAAMLB0

「廃止される機能」

  • Access Services 2010 & 2013
  • 集約されたニュースフィード
  • カスタム ヘルプ
  • InfoPath クライアント/InfoPath Form Services
  • リスト Webサービス
  • Machine Translation サービス
  • PerformancePoint サービス
  • SharePoint Designer
  • サイトのメールボックス
  • サイト マネージャー

「削除される機能」

  • 受信メールの自動モード
  • コードベースのサンドボックス ソリューション
  • ダイジェスト認証
  • マルチテナント
  • PerformancePoint サービスと Visio サービス内での Silverlightレンダリング
  • SQL レポーティングサービスの統合モード
  • Power Pivot 
  • Power View

 ちょっと前まで SharePoint で BI をやろう! という話が合ったのですが、もう時代は Power BI。SharePoint が担ってきた一つの役割が終わりを告げます。また、Access Services や InfoPath に関して PowerApps がゲームチェンジャーでしょうね。これが後継となります。PowerAppsをもう少し進めていけば Common Data Service との組み合わせが待っています。Machine Translationも Microsoft Flow と連携させれば、もはやサービスとして SharePointにビルトインする必要はないわけで。そして、ようやくコードベースのサンドボックス ソリューションも削除されます。開発の手法はサーバーサイドから SharePoint Frameworkを中心としたクライアントサイドヘと加速していき、時代はクラウドへと本格的に進んでいくのかなぁという気がしています。

開発面

モダンUIが投入されたことで開発についても SharePoint Onlineと同等になってきます。モダンUIのカスタマイズでは SharePoint Frameworkの利用が必須であり、クライアントサイド開発になります。クラシックに関しては 引き続きサーバーサイドコードは使えると思います。

DoCvGR1XsAE65jP

所見

ここまで整理してきたところで、所見を述べておきたいと思います。オンプレミスを使うメリットはカスタマイズの柔軟性でしょう。とはいえ、時間とコストをかけてオンプレミスの機能だけを拡張して作りこんでいくことで享受できるメリットは、先々考えると少なくなってくるでしょう。

3~4年かけて作りこんでいるうちに IT の技術はめまぐるしく変化し進化します。ビジネスの状況も劇的に変わってくるでしょう。待ったなしの状況で、AI やサービス連携などを視野に入れていくと自ずと Office 365 へと視野を広げざるを得ません。


Microsoft Ignite 2018 - SharePoint 関連の最新情報 (1)

関連記事

Microsoft Ignite 2018 でも SharePoint 関連に関する最新情報が数多く出てきました。取り急ぎ、気づいたところをまとめてみます。ちなみにすべての関連セッションを閲覧しているわけではないので、また別途、書き足す部分があれば別の記事にして公開する予定です。

そもそも、今年は最初に2018年5月に 米国ラスベガスで開催された、SharePoint Conference 2018 内で公開された SharePoint Virtual Summit でSharePoint の最新情報が公開されましたが、それを補足する形になっているように感じます。では一通り新機能を見ていきましょう。

新しい Teamwork in Microsoft 365 の図

昨年の Ignite で Yammer と Teams , Outlook の関係性を示した図が公開されましたが、少し新しくなりました。主な違いは中核に SharePoint だけでなく、Microsoft Stream が配置されたことです。

IMG_3231

次はSharePoint と他のOffice 365 における情報アーキテクチャの関係性を示す図。

DoB6uE1UcAEfszr

カスタマイズ

カスタマイズ関連から見ていきましょう。

列の書式

既にモダンUIのリストやライブラリでは列の書式が利用できるようになっていますが、ようやくJSONを直接書くことなく、Excelの条件付き書式のようにもっと楽に設定できるようになります。対象の列は選択肢、日付、はい/いいえ 列です。

Dn9HgGbU4AAnJp-

PowerAppsによるカスタマイズ

既にカスタム リストは PowerApps によるカスタマイズが可能ですが、ドキュメント ライブラリも PowerApps でカスタマイズできるようになります!

Dn9N9nsX0AAUIpR

ビューの書式

さらに「ビューの書式」も投入。ビューごとにアイテム行単位で丸っと表示をカスタマイズできます。

  IMG_3341

ちなみにビューの書式に関しては対象リリースから順次、既に利用できるようになっいます。

ビューの書式については資料が次に公開されています。

ビューの書式設定を使用して SharePoint をカスタマイズする

リストのプロパティ Webパーツ

あと「リストのプロパティ」Webパーツというものが投入されます。昔のSharePointを知っている方にとってはビューのスタイルの一つである「プレビュー」と似た機能です。リスト ビューWebパーツをサイトページ上に同時に配置し、リストビューWebパーツ側のアイテムを選択すると「リストのプロパティ」Webパーツにそのアイテムの情報が縦方向に表示されます。

2018-10-04_23-39-30

リマインダー設定

リストの日付列をもとに「リマインダーを設定する」というMicrosoft Flowテンプレートが使えるようになってます。ただし、これはライブラリでも使えるのでリストに限った話ではありません。これを作りたいけど、作り方がわからないという方も多かったので朗報ですね。

Dn9NtHLXUAAnRRi

ニュース/ページ

従来の「お知らせ」リストに変わるのがニュースです。ニュースはサイトページの一種です。

ピン留め/並び替え

ニュース記事をピン留めしたり、並び変えたりが容易にできるようなります。

DoGpBg6XsAAPON0

公開対象ユーザーの指定

あとはニュースごとに「ページの詳細設定」から公開ターゲット(Audience) が設定できるようになります。ニュースだけでなく、ページ、Webパーツも対象とのこと。

IMG_3323

ページのテンプレート

サイトページを作成する際にテンプレートから作成できるようになります。

パーソナライズされたWebパーツ

ログインユーザーが最近アクセスしたサイト、ドキュメント、ニュースなどを表示するWebパーツが登場します。

Outer-loop_003_personalized-webparts

カウントダウン タイマー Webパーツ

画像はありませんが、情報によると何らかのイベントまでのカウントダウン タイマーWebパーツが投入されるとのこと。

ロードマップ

ページやWebパーツ、ニュースに関しては他にも盛沢山です。ロードマップを参照のこと。

DoNhNZaXUAEZ8Mj

SharePoint リスト

色々と変更点があります。

列の位置変更

まず地味なではありますが、列をドラッグ&ドロップで移動できるようになります。私のテナントではすでに利用できるようなっていました。

列ごとの合計値、最大/最小値、平均値など

またモダンUIになると列ごとの合計数,平均値, 最大値などが出せなくなっていましたが(クラシックUIでは可能)、これがようやく対応します。画面下部に表示されるようなります。

2018-10-04_23-31-22

リスト作成

リスト作成のUIが変わり、より作りやすくなります。Excel のテーブルから作成できるほか、任意のサイトのリストをもとに新しいリストを作成できるようになります。従来のリストテンプレート作成は不要になりそうです。

ListsFromLists

ちなみに、現在 Excel からテーブルをインポートしてリストを作成する機能がありますが、ActiveX に縛られているためInternet Explorer でないと使えませんし、生成してもモダンUIにはなりません。これがようやく対応することになります。

Location 列

Location 列が新たに投入されます。従来のLocation列とはまた別です。従来のLocation列は緯度経度の情報が必要でしたが今回はBing mapがベースであり、住所も利用できるようです。

LocationColumn

  Dn9HNIdXcAE-rhA

 大きなサイズのリストやライブラリ

予測可能なインデックスの恩恵で現在2万弱までアイテム数がサポートされていますが、ようやく仕様上の上限である 3000万アイテムまでサポートされるようになります。2018年Q4中ということなので、年末までには利用できるようになります。去年発表があった予測可能なインデックスをあらゆるサイズのリストに適用できるようになるためです。

ちなみに、アイテム数が多くなれば画面を下の方へとスクロールするすることになりますが、現在はタイトル行が移動してしまいうため列名が分からなくなることがあります。しかし今後はタイトル列の表示位置が固定されるようになります。Excel のウィンドウ枠の固定と同じような操作感になります。

ロードマップ

今後のロードマップは次の通り。

2018-10-04_23-47-22

関連セッション

リストに関連するセッションとしてお勧めなのが次のセッションです。本記事にまとめを書いてはいますが、録画が公開されているため時間があればデモ部分だけでも見てみることをお勧めします。 

サイトブランディング&サイトデザイン

次はサイトの見栄えのカスタマイズに関して確認していきましょう。

タイトル部分のカスタマイズ

タイトル部分のデザインをカスタマイズできるようになります。

IMG_3339

また動画も配置できます。下記の図をクリックして拡大してみてください。

image from shanqiai.weblogs.jp

セクション背景

モダンUIのページにセクション背景が追加できるようになります。これで随分見栄えが変わりますね。

DoGpgjXXsAAw2xn

ヘッダーのカスタマイズ

ヘッダーもカスタマイズできるようになります。まず色合いが変えられる。

2018-10-05_0-28-45

それから複数のオプションから表示形式が選べるようになります。

2018-10-05_0-59-48

Minimal Header

2018-10-05_1-03-30

Compact Header

2018-10-05_1-03-49

Strongly branded

2018-10-05_1-04-08

ちなみにロゴも透過画像を従来より大きなサイズで追加できるようになっています。

メガメニュー

またトップリンクバー部分にはメガメニューと呼ばれる、幅広のメニューが作成できるようになるようです。従来の SharePoint で要望が多かった機能でようやく実現されます。

IMG_3331

サイトナビゲーション

現在チームサイトではサイトナビゲーションは左側、コミュニケーションサイトでは上部にサイトナビゲーションが表示されています。今後、この表示方向を自由に変更できるようになるようです。

2018-10-05_1-05-28

フッター

従来SharePointではフッターの追加は骨の折れるカスタマイズの一つでしたが標準で利用できるようになります。

2018-10-05_1-09-16

中央管理されたアセット ライブラリ (CAL)

画像などのリソースを組織として集中管理できるように「中央管理されたアセット ライブラリ」が利用できるようになります。アセット ライブラリは耳慣れないかもしれませんが、日本語では「サイトのリソースライブラリ」となっています。これならチームサイト内の既定のライブラリとして目にしたことのある方も多いのではないでしょうか。ですから、翻訳は「中央管理されたリソース ライブラリ」となるかもしれませんね。

2018-10-05_1-04-39

 サイトスクリプト

SharePoint サイトのテンプレート化は従来とは異なり、新しいアプローチでは「チームサイト」をベースに新規にサイトを作成したあとでスクリプトを実行します。このスクリプトをサイトスクリプトと呼びます。サイトスクリプト自体は今年の1月から利用できるようになっているため目新しくはありません。

ちなみに、このサイトスクリプトは Modern UI にだけ適用できるのかと思っていましたが、クラシックなチーム サイトでもPowerShellスクリプトから適用できます。

またリストからサイトスクリプトを自動生成できる Get-SPOScriptFromList コマンドが利用できるようになります。リスト作成まで自動化したい場合は、これまでは自前で設定情報を JSON形式で用意していましたが、これが利用できると既存リストをそのままコピー作成できるので、うれしい機能と言えます。

DoGxxkFUcAAfI58

サイトデザインをサイトスクリプト共に複数用意しておくことで、既存サイトに対して別のサイトスクリプトをいつでも適用できます。ちなみに歯車アイコンをクリックしたときのコマンドメニューも今後、次の図に示すように見た目が変わります。この画面内の 「Site Design」クリックすることでデザインを適用できるようになります。

2018-10-05_0-32-53

2018-10-05_0-33-33

サイトスクリプトは1月時点と比べると対応するアクションがかなり増えました。オレンジ部分は初期からあるアクションです。青い文字が新たなアクション。

2018-10-05_0-34-09

ロードマップ

サイトブランディングとサイトデザインに関するロードマップです。

DoGzfquU4AAvNUZ

サイトデザインおよびサイトスクリプトについて予備知識のない方は下記のURLを参照してください。

SharePoint site design and site script overview

関連セッションの録画は次の通り。

コミュニケーションサイト

コミュニケーション サイトは全社ポータルに適したサイトです。

テナントのルートサイトとしてコミュニケーション サイトを指定できるようになります。その時に利用するコマンドが Enable-CommSite 。詳しい情報は追って公開されるようです。

SharePoint ハブ

SharePoint ハブの最新情報もなかなか興味深いものが増えます。

ハブに関連づいた任意のサイトからのニュースの集約

ニュースWebパーツの設定項目が増えます。現在、ハブに関連づいたすべてのサイトからニュースを取得しますが、サイトを選択できるようになります。またハブに参加していない任意のサイトのニュースも集約できます。

2018-10-05_0-14-14

イベント

ハブに関連づいている複数のサイトからイベント(予定表リストのイベント)を集約できるようになります。

2018-10-05_0-18-39

ハブサイトからハブに関連づいたサイトを作成する

ハブサイト内から新たにハブサイトに関連づいたサイトを新規に作成できるようになります。

 承認フロー

ハブに参加する際にMicrosoft Flow を使った承認フローを実行することも可能です。

2018-10-05_0-40-03

ロードマップ

ハブサイトに関するロードマップは次の通りです。

2018-10-05_0-42-06

検索

検索機能も多くのアップデートがあります。

Microsoft Search 

新しい検索機能として Microsoft Search のパブリック プレビューが開始されました。Office 365 で利用できます。Microsoft Graphと Bing.com の検索機能を組み合わせたサービスです。

MSSearch1

見た目も BINGっぽいですね。

MSSearch2

MSSearch3

SharePointでは従来、エンタープライズ検索センターサイトを使って複数のサイトコレクションやユーザープロファイルなどを横断的に検索できるようにしてきました。しかし、これからは Teams や Yammer も含めて1箇所から横断的に検索できる必要があります。Microsoft GraphはOffice 365 の様々なサービスにアクセスするためのAPIであり、これを利用できれば、SharePoint 以外の情報にもアクセスできる。ということで、Microsoft Search を利用することで、様々な情報を検索できるようになります。利用してみた結果はまた別の記事で紹介することにしたいと思います。

ちなみに、この検索機能は、今後、SharePointサイトの上部のスイートバー部分に表示されるようになるそうです。

Dn95G7vXUAAQkMb

スイートバー部分の検索ボックスは「ユニバーサル検索」というようです。

2018-10-05_0-57-18

Microsoft Search は既にロールアウトが開始されていますが、残念ながら日本はまだです。Microsoft 365 管理センターに下記のメッセージが届いていました。

With Microsoft Search, we’re introducing new organizational search experiences into the apps you use every day, including Bing.com and Windows, and our vision is to connect across your organization’s network of data. We’ll begin rolling this opt-in preview out starting today beginning with organizations located in EN locales, and the rollout will continue to other regions thereafter.

ENロケールが先で、残りのリージョンはそのあと後とのこと。早く試したいところですが、いったんお預けです。

検索の拡張

また検索の拡張についても情報がようやく出てきました。

Dn99GZ6U0AA1-TR

写りが悪いので書き出しておきます。訳しにくいのでそのまま。

  • Leverage SPFx and its dev chain
  • Customize search suggestion
  • Add new vericals for high value entities
  • Use adaptive cards to display new entities
  • Azure Search - custom web apps

新機能のロードマップ

ビジネス アプリとして追加される主な新機能については次のURLにも情報が公開されています。

Reinventing SharePoint business process at Ignite 2018

一部転記&簡易翻訳しておきます(時間がないので途中までになっていますが、、、)。

  • 簡単なリスト作成 – 既存リストやExcelテーブルから新しい SharePoint リストを作成する [Coming Q4 2018]
  • 予測可能なインデックス – あらゆるサイズのリストやライブラリにインデックスを追加し、3000万アイテムまで利用できるようになる [Coming Q4 2018]
  • Location 列– リストやライブラリに追加できる場所に関する列。緯度経度、住所、郵便番号などを指定できる [Coming Q4 2018]
  • 条件付き書式 – Add conditional color coding to SharePoint columns without using scripting [Coming Q4 2018]
  • View formatting – Cut and paste scripts to create conditional formatting and immersive experiences for any list or library [Rolling out now]
  • SharePoint pages and lists in Microsoft Teams – Simply browse and add any SharePoint lists or library as a tab to any channel in Microsoft Teams [Rolling Out to Targeted Release]
  • Flow for document management – Use Microsoft Flow to move and copy files in Office 365, and generate shareable links [Coming Q4 2018]
  • Flow for site management – Use Microsoft Flow to build approval processes to join a SharePoint site to a hub site [October 2018]
  • PowerApps support for rich text fields – Use PowerApps to view and update rich text stored in SharePoint formatted text columns [October 2018]
  • PowerApps forms in SharePoint Mobile -- Link directly to list and library PowerApps-based forms while browsing lists and libraries in the SharePoint mobile application [Coming Q4 2018]
  • US GCC Cloud Support for PowerApps and Flow - Run PowerApps and Flow solutions in tenants on the U.S. GCC sovereign cloud [October 2018]
  • Forms file upload for groups – Allow authenticated users of Microsoft Forms connected to a group to upload file attachments to OneDrive and SharePoint [Coming 2019]
  • PowerApps Auditing – Track PowerApps administrative actions inside the Office 365 audit center [Q4 2018]

管理面

SharePoint Onlineでは既に「新しいSharePoint管理センター(プレビュー)」が利用できるようになっています。このプレビューはさらに「Early Priview(早期プレビュー)」版が対象リリースユーザーに展開されており、様々な新機能が利用できるようになってきています。技術セッションではまだ展開されていない機能も含めていくつか収穫がありました。

Multi-Geo

まず、Office 365 クループとSharePointが Multi-Geo 対応になります。2018年末までにプライベートピレビュー、2019年Q1に GA という流れになるようです。

  DoG6kr5VsAAcFsm

詳しくは次のURLを参照してください。

Introducing Multi-Geo in SharePoint and Office 365 Groups

ハブサイト

これまで PowerShellでのみ指定できていたハブサイトの指定が管理センターからできるようになります。

2018-10-05_0-25-40

サイトコレクションのURL変更

サイトコレクションのURLが変更できるようになります。

DoHOxE7U0AAEvG7

管理センターに関するロードマップ

管理センターに関するロードマップですが、写りが悪いのでスクリーンショットの下にメモ書きしておきます。

DoHH0r1WsAEqQBg

「2018年末まで」※取り急ぎの訳

  • サイト管理の強化
  • SharePoint管理者の役割特権
  • Multi Geo 管理者エクスペリエンス
  • 新しいポリシー (共有とアクセス)
  • 新しい設定
  • ハブサイト管理
  • 分類管理
  • サイト強化の作成

「今後」

  • 追加のエクスペリエンス強化(一括操作、サイト名やURL変更)  
  • OneDrive 管理エクスペリエンスの強化
  • ユーザープロファイル、検索、用語セットなど
  • クラシックな SharePoint 管理センターサイトの廃止